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ボランティアは自分の能力や技術を活かしたいと思って活動に参加しています。
「それが活かされている」と感じる充実感が“報酬”でしょう。
今回のIAAF世界陸上競技選手権大阪大会には4千数百人のボランティアが参加しています。開会前にはそれでも不足だと追加募集をしたほどでした。
現実はどうなのでしょうか。
現場では「今日も暇だった」といっているボランティアは多く見られます。「何処が不足やねん。俺、今日何したかよう解からん」などのボヤキも良く耳にします。
ドライバーが不足とのことで急遽応募したボランティアも「なにしに来たかよう解かりませんわ」と控え室で時間つぶしの状態。
運営母体の市政を見ているようです。“お役所仕事”の悪い例が露見しているようです。
お役所仕事その1――人数確保が第一
応募者は何が出来るか、なにを役立てたいかはほとんど無視。能力、技術に関係なく、とにかく人数確保が優先。各業務単位での人員を組織的に活用、運営する段取りなしです。
募集時の面接やテストは何だったのでしょうか。テストなどせず「何でもできますか」の確認だけで充分であったように思います。
お役所仕事その2――コスト意識ゼロ
ボランティアも人材です。ある業務に何人かが必要な場合、私企業では、先ず考えるのが人件費です。ボランティアに支払えと言っているのではなく、その業務の人件費意識があれば、人員配置にもっとシビアになったのではないかと言いたいのです。コスト意識があれば適正な人材と人数を適所に配置できまるはずです。コスト意識のないまま人数を求めたことが「人が足らない」現象が各部門に起こったのでしょう。
住民からの税金が財源という組織独特の運営力、社会力の欠如を感じさせます。
「制度を創り、人数を配置し、予算さえ取れれば、後は野となれ山となれ」という意識を改革すべきです。税金が上がるだけ、と思わず今後の市政が心配になります。
ボランティア活用は今後ますます必要でしょう。災害時のボランティア運営事例などを公共団体はもっと研究し、今後に生かしてほしいものです。