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「年の初めの贈り物」という魅力的なキャッチフレーズの効果かどうか、今年の年賀状は売上を伸ばしたようです。
その年賀状、良く見ると宛名面の右下あたりに「再生紙はがき」、または「インクジェット紙」と書かれています。見比べても差は分かりません。差がないなら全て再生紙で造ったらと思っていたところ、再生紙含有率の問題です。
古紙の配合率が大幅に下回っていた問題で日本郵政は再生はがきについて全納入メーカーの配合率が指定の40%ではなく多くても20%であったと発表しました。
「……古紙含有率を40%に保つと品質を維持できないと判断して06年春ごろ生産を中止したにもかかわらず、在庫分を出荷していた。各社の偽装は長年続いていたと見られており、……」(朝日新聞)。
古紙の含有率が上がれば古紙の含有率によっては再生紙と新生紙は素人にも見分けが付くくらいの差が出るでしょう。
今回の事件、偽装というよりも約束事の不履行です。40%と決めれば40%で実施すればよかったのです。それを実行しなかったことが、大げさにいえば“犯罪”です。実施できなかった状況を相手に伝えればよかったのです。
実行できなかったのは、われわれ消費者の嗜好もあると思います。たとえば「できれば白い方がいい」とか「滑らかな紙の方がいい」などでしょう。綺麗方を好むのは当然でしょうが、古紙を多く含有しながら美しく、廉価を望む消費者の“欲張り根性”も関連しているかも知れません。
食卓に上がる野菜も同じでしょう。
無農薬、環境汚染などと言葉ではいいますが、青虫が付いている野菜を買っていますか。嗜好的には虫がついていない野菜を買ってしまいます。しかし、虫が付いていないということは農薬や殺虫剤が使われている証拠です。虫が付くのは安全の印でもあります。
一方で環境汚染防止、他方では見栄えのよいものを求める。
二つを同時に求める――人間の性(サガ)でしょうか。
You cannot have your cake and have it.
ケーキは食べれば無くなります。ケーキを残したいなら食べないことです。
食べるか、残すか、二つに一つ!さぁー、どっちを選ぶかぁー!