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スパーチューズデイの2月5日に続き、ロードアイランドなど4州の予備選が3月4日行われました。
民主党での結果はクリントン氏の善戦でした。バーモント州以外はクリントン氏の勝利でした。しかし、獲得代議員数では約100議席の差でオバマ氏がなお優勢です。
CNNの報道でもヒラリー氏が“She’s back in the race”などと「レースに戻ってきた」と“Victory”とは表現していませんでした。
4月22日のペンシルベニア州や8月の党大会の結果を注目したいものです。
なお、ブッシュ大統領の共和党ではマケイン氏が4週とも勝利しました。
最終結果は分かりませんが、演説の仕方、内容、などをテレビで見る限り、オバマ氏に勝利のチャンスが多いように思います。
人の心を行動に導く方法ではオバマ氏が優れているようです。その根底はゴスペルにあるように思えてなりません。あのリズム感は民族固有のものなどでしょうか。
キング牧師が、リズミカルに“I have a dream”と繰り返し黒人を歓喜させた演説は有名です。1963年8月28日のワシントンでの行進でした。ゴスペルに酔うように人々は魅了されたものでした。あれは演説ではなくゴスペルでした。
“……I say to you today, my friends, so even though we face the difficulties of today and tomorrow, I still have a dream. It is a dream deeply rooted in the American dream. ……”と続き、この後に繰り返される“I have a dream”は効果的に聴衆の心を酔わせました。
今回のオバマ氏のゴスペルは“Yes, we can”です。若者を熱中させるソウルな曲も生まれたそうです。また、「変革、それは私たちが達成できるもの」「その変革を信じる」と“Change We Believe In”のスローガンも分かりやすく効果的です。
ヒラリー氏とオバマ氏の演説は理論と感性の違いです。人の心は感性に動かされるというマジックかも知れません。
仏作って魂入れずという諺がありますが、“仏作り”はヒラリー氏が、“魂を入れる”のはオバマ氏が優れているようです。
“CHANGE We can believe in” のスローガンでオバマ氏がヒラリー氏をリードして米国予備選挙が展開されています。
オバマ氏有利、と見る意見が多いようです。演説の内容も、人を惹きつける、解り易い点ではオバマ氏が今のところは優勢です。
彼の演説には、かつての小泉元首相との共通性があります。「改革なくして成長なし」と簡潔な言葉を叫び続けた方法です。
両候補とも演説内容に具体性は見られませんが、ヒラリー氏には、オバマ氏のような明快さがありません。しかもビル・クリントンとの関連から“ビラリー(Billary)”などと一部で評され、イメージが好ましくないようです。
さらにオバマ氏はキング牧師の演説、”I have a dream”を思い出させる民族独特の思いの熱さが感じられます。
オバマ氏の“Change”が、キング牧師の”I have a dream”と同じように演説の中でリズミカルに繰り返され、心地よい催眠効果的を生み出していると言えます。
キング牧師、小泉元首相、そしてオバマ氏には人を惹きつけるスピーチの手法が活かされています。
人間の根底にある「変化」とか「改革」へのあこがれを利用した演説は人を惹きつけるものです。「現状が変わる」というのは、なぜか人を酔わせる力をもっています。
「今日とは違う明日が来る」と考えるだけでもわくわくします。人類が変化しながら進歩したことと関係があるのかも知れません。
余談ながら、福井県小浜市の観光業者らが「オバマ候補を勝手に応援する会」を立ち上げというニュースもあります。