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第89回全国高校野球選手権大会が、今日、開幕。
数々生まれる熱闘のドラマに期待、そして、今年もあのシーンが…。
炎天下の真昼、無心に戦う高校球児。
観客であふれる甲子園球場、突如静まりかえる。
球児、観客が起立、「黙祷」の声が響き渡り、そして、静寂が球場を覆う。
毎年訪れるこの日。戦争は何だったのだろうか。
終戦か敗戦か、そんな議論があったことが空しい。
やがて黙祷が夏空に吸い込まれるように昇華する。
再び試合開始。球児達がポジションにつき、観客は現実に目覚める。
戦場に青春を散らした兵士、球場に青春を燃やす高校生。
戦時下ならば、と思うと平和の有難さがこの眼に覚える。
何故、戦争がお盆に終わったのだろうか。
平和のもと、先祖を偲べるお盆に感謝。
回り灯篭に、続く平和を祈る夏の日。
今日一日の暑さを思わせるような蝉の声で目覚める朝が続いています。
蝉には「十三年蝉」とか「十七年蝉」とか呼ばれる蝉がいますが、これらの蝉は、地中にそれぞれ十三年、十七年も過ごし、成虫になる時をうかがっているのです。
「素数とはそれ自身か1でしか割り切れない数」だということは学生時代に学んだことがありますが、この数が自然界とどのように係わり合っているのは想像さえできませんでした。
なるほど、と思うような不思議な関係があることを知りました。
「はじめまして数学1 自然数を追え、無限を掴まえろ!」(幻冬舍文庫)に次のように書かれています。
『13も17も素数ですが、この数が選ばれたのは、彼らの天敵との成長のテンポをずらすためなのです。二年や九年とう年数を選んでいれば、天敵とピッタリ鉢合わせする年が、簡単にやってきます。その点、素数により年数を地下で過ごせば、天敵もその数に合わせない限り、上手くはいかないのです。
たとえば、天敵が三年周期で繁殖するとすれば、ピッタリ一致するのは、三十九年後(=3x13)、ありいは、五十一年後(=3x17)となりますが、もし、十二年蝉がいたとすれば、生まれる度に天敵も大繁盛期を迎えていることになってしまいます。これぞ自然の知恵、生き残りの技術なのです』
天敵と遭遇する機会を極力さけるために素数年の13年毎や17年毎に地上に出てくるのが、この蝉の種族保存の政策なのでしょう。四年蝉ならば1年毎、2年毎、4年毎の3回、天敵に遭遇することになります。
しかし、です。
現実的には「十三年蝉」とか「十七年蝉」でも、毎年地上に出てきます。
今年生まれた「十三年蝉」「十七年蝉」は、確かに13年前とか17年前に生命を受けた蝉ですが、12年前、16年前に生を得た「十三年蝉」「十七年蝉」は、来年も地上に出てくることになります。
天敵に会うのは“世の趣”なのかも知れません。