正直者はバカをみない
人集めが第一歩、人が集まるところにいろいろな商売が始まります。見本市もそうです。
国際見本市の仕掛け人であり、「正直者はバカをみない」を著した石積忠夫氏の講演会がありました。
石積氏の会社の「5つの口癖」についての話でした。
1.「ひょっとしたら、出来るかもしれない」
2.中身そのもので、真向勝負」
3.「起きるではなく、起こす」
4.「素早く、潔く(いさぎよく)」
5.「偽装なし、水増しなし」
この5つが企業文化として定着していることがいろいろな実例とともに説明されました。
1について、「出来るかも知れない」と考えつづけているとどこからか知恵がでてくるものだと、そして、「人は出来ない理由を述べるときには、実に雄弁になるものです」との指摘は会社の会議でよく見かける風景です。
また、2については、一番何が必要か、売りかを考えるときに参考になります。例えば、料理店は“味”、政治家は“国を守り、民を豊かにする”、見本市主催者は“来場者を増やし、購入権限者を多くする、出展社に儲けをもたらす”ことと明確にしています。
政治家の中身を、福田康夫氏はわかって首相になったのかと思わず言いたくなりました。
3は、人が見本市に“集まる”のではなく“集める”のだ、そのために石積氏はいろいろなアイディアを駆使していることを披露しました。
4については、ある国際見本市開催前にSARS(重症急性呼吸器症候群)が勃発、欧米から中国台湾などからの出展があるなら参加しないとの通知があり困惑した話には、石積氏の「素早く、潔く(いさぎよく)」を見た感じでした。「先送り、あいまい」は致命的です。
偽装ニュース花盛りの日本の各業界への警告は5で述べられました。
石積氏は「脆い成功ではなく、確かな成功」をもとめているとのことです。その場限りの脆い処理で逃れようとしている企業が多いのは嘆かわしいことです。