国民より自民党重視で辞任
朝日新聞9月7日朝刊の記事、「首相『追い込まれる前に先手を』」によると首相は、われわれ国民が考えているように首相職を突然、勝手に止めたのではなさそうです。彼なりの苦慮と戦略があったようです。
その記事からの引用です。
“……(辞任を)留意する2人(麻生幹事長、町村官房長官)に首相は一気にまくし立てた。「任期ぎりぎりまで解散するつもりはなかったが、追い込まれて解散になる可能性はある。先手を打って、こちらに余裕がある状態で、勝てる態勢を作るべきだ」
臨時国会が始まれば、早期解散を求める民主党の攻勢が一気に強まる。与党が追い込まれて手詰まりになりかねない。一方、自分が開会前に辞めれば、新しい首相が内閣支持率の高いうちに解散・総選挙に打って出る戦略も立てられるし、民主党も「解散カード」を振り回せなくなる―――。首相の真意はこうしたところにあった。……”
今のところ民主党と自民党党首の選挙のニュース盛り上がりからみてもその成り行きは、福田氏の読み通り自民党有利といえるかもしれません。
国民の目線より自民党の目線で自己責任回避を重視した理念。これが彼自身を辞任に追い込んだというか逃げ込ませたのでしょう。
彼の成果を敢えてあげるとすれば、低炭素社会の実現への関心を高めたことくらいでしょう。
小泉氏の「自民党をぶっ潰す」的な思想があれば任期は全うできたと思います。しかし、かつての首相の息子では、やはり自民党を重視し、自分が党首のときに自民党が野党に下ったという歴史は残したくなかったのでしょう
「国を守り、民を豊かにする」のが政治家の使命のはずです。
「自分を守り、党を有利にする」のが今の政治家なのでしょうか。